院長コラム
漢方薬の話:補中益気湯~疲れやすい人の体質改善に効く漢方

補中益気湯 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)は12世紀に李東垣 (りとうえん)の『内外傷弁惑論(ないがいしょうべんわくろん)』に記載された漢方薬ですが、その後の『万病回春 (まんびょうかいしゅん)』の記述が優れており、こ […]

美容・健康・スキンケア
東洋医学的 光老化について

紫外線の暴露による光老化に関して、東洋医学的見地から考えてみたいと思います。 べつに日焼け止めクリームでの紫外線防護やビタミンなどのサプリメントによる肌の補修の役割を漢方薬で肩代わりしようという訳ではありません。しかし東 […]

症状について
熱中症の話

夏場に気をつけたい熱中症の話をします。  近年、地球温暖化の影響か夏場の気温が上昇傾向にあります。それに伴い熱中症で救急外来を受診する患者さんが10年前に較べて倍増しています。熱中症は重症化すると生命にかかわる事もあり、 […]

症状について
もっともっと男性更年期(LOH症候群)の話

男性更年期(LOH症候群)の話、さらに続けます。 少々女子禁制の話題もありますので、ご理解のうえお読みください。 あなたは男性脳?女性脳? 男性ホルモンの研究では2年程前のケンブリッジ大学の臨床研究で興味深いものがありま […]

症状について
サプリメントの話・必須微量元素『セレン』

セレン 人間の生命維持に欠かせない元素を必須元素といいます。その中で、必要量はほんの僅かですが、欠乏すると生命維持・発育・生殖に支障をきたす物質が『必須微量元素』です。いわば人体のレアアースですね。その中のひとつであるセ […]

美容・健康・スキンケア
ダイエットと漢方(防風通聖散)

ダイエットに効く漢方 62.防風通聖散 ツムラ、クラシエなどから顆粒、錠剤の漢方薬としても出ている62番、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)という名前の漢方薬です。この漢方薬の出典は1172年に書かれた「宣明論(センメ […]

その他
ダイエットについて

肥満のメカニズム 肥満のメカニズム、すなわち体重の増減の仕組みはいたってシンプルなものです。 (摂取カロリー)-(消費カロリー)の総和が7700カロリー多ければ1㎏体重が増加し、少なければ1㎏体重が減少します。 摂取カロ […]

花粉症
花粉症の検査の話①IgE・アレルゲン検査

抗ヒスタミン薬の話  花粉症をはじめアレルギー性疾患に広く用いられる内服薬である抗ヒスタミン薬についての話をします。  現在、薬局で売られている市販薬でも医療機関が処方する薬剤に於いても最も使われているのが抗ヒスタミン剤 […]

花粉症
花粉症の検査の話②ヒスタミン遊離試験(HRT)

抗ヒスタミン薬の話   花粉症などのアレルギー性疾患の病態把握にアレルゲン検査(IgE-RAST)が有効である事は前回のコラム「花粉症の検査の話①IgE・アレルゲン検査」の通りです。しかしアレルゲン検査は、血液中の抗原特 […]

症状について
冷え症のための漢方外来

冷え症に効果的な漢方薬治療があります 西洋医学では、「冷え」は「冷え性」と書き、病気ではなく「冷えに過敏な性質(たち)」とされています。一方、東洋医学では、「冷え」は万病のもととなる『未病』と捉えられており、「冷え性」で […]

症状について
くり返す下痢のための漢方外来

くり返す下痢には漢方薬治療が効果的です。 冷たいものを食べるとすぐに下痢になる、冷たいものに限らず、食事をするとすぐにお腹の調子を崩してしまう方は多くいらっしゃいます。また食事にかかわらず、日常的に下痢気味の方は生まれ持 […]

女性更年期障害
不眠・イライラ・ストレスのための漢方外来

不眠・イライラ・ストレスには 効果的な漢方薬治療があります 日本人の国民病とも言われる『不眠やストレス』年齢や性別、職種を問わず、差はあれど多くの方が症状に悩まされています。・夜眠れない、寝つきが悪い、眠りが浅く寝た気が […]

予防接種
麻黄附子細辛湯(127番)世界最速の風邪薬

「麻黄附子細辛湯」って、どんな漢方? 感冒の初期に用いられる漢方で即効性に優れています。 漢方、西洋薬全ての中で最も即効性がある感冒薬です。「世界最速の感冒薬」と言っても良いかもしれません。 さらに、冷え症にも効果があり […]

病状について
葛根湯(1番)風邪に効くだけじゃない漢方

葛根湯ってどんな漢方? 葛根湯というと、“風邪(感冒)をひいたときに飲む漢方”というイメージがあります。 もちろん、感冒にも良く効くのですが、実は、保険適応になるものだけでも次のような疾患に効果的です。 肩こり,頭痛,寒 […]

お知らせ
なぜ一流の男は精力が強いのか?~LOH症候群番外編 その1

経済界出版社から出版されたLOH症候群についての書籍のご案内です いきなりのタイトルですみません。 ご報告が遅くなりましたが、経済界出版社から私の本が出版されました。 「なぜ一流の男は精力が強いのか?」というタイトルで、 […]

その他
ちょっと気になる脂質の話④-EPA/AA比急降下の意外な理由とは

日本人の食事と、EPA/AA比との関係についての考察 前回のコラムでEPA/AA比が、我が国の若年層に於いて欧米並みになりつつある懸念についてお話しました。 今回は、その理由についてです。これからの話はきちんとした統計デ […]

その他
ちょっと気になる脂質の話③-EPA/AA比の計測結果

脂肪酸4分画 血液検査の【脂肪酸4分画】という形でEPA/AA比を測るという事を前回のコラムでお話しました。 この脂肪酸4分画というのは、ヒトが体内で合成する事が出来ない脂質、すなわち食事から摂取する事が生命を維持する上 […]

その他
ちょっと気になる脂質の話②-EPA/AA比を測ってみよう

食生活が違うと健康状態に差が出る!? 同じレベルの脂質異常症であっても、国や地域によって動脈硬化性疾患による生命・健康のリスクが大きく異なる事があるのは、前回のコラムの最後の方で触れました。なぜそのような差がでるのか?と […]

その他
ちょっと気になる脂質の話①-コレステロールが高いとなぜ悪いの?

コレステロールと健康 ~ 昔から現代へ、認識の変化 血液中の脂質(脂肪)の一つであるコレステロールの事は、ご存じの方も多いかと思います。コレステロールは細胞膜の合成などに欠かせない重要な栄養素であり、ヒトが生きてゆくため […]

女性更年期障害
>女性の更年期障害(更年期症候群)の話⑤-現代日本の更年期障害の特徴

変わりゆく更年期障害の症状 - 現代での特徴は? 従来の更年期障害の典型的なものは、①ほてり(ホットフラッシュ)、②発汗、③イライラを三大症状とするものです。イメージとしては昔の漫画のキャラクターである『オバタリアン』で […]

女性更年期障害
女性の更年期障害(更年期症候群)の話④-更年期障害の治療について・総論

更年期障害と診断されたら ー 治療について 血液検査を行うと約一週間で結果が出て診断がつくところまでは前回お話ししました。今回は診断を受けて治療をどのように行うかについてお話します。 更年期障害は症状が多岐に渡るため、治 […]

女性更年期障害
女性の更年期障害(更年期症候群)の話③-更年期障害の検査・診断について

医師による検査・診断 前回までは更年期障害のあらましと、なぜ起こるかについてお話ししました。 今回は具体的な検査・診断の話をしたいと思います。当クリニックの女性更年期外来では、このような流れで診療を行います。 女性更年期 […]

女性更年期障害
女性の更年期障害(更年期症候群)の話②-更年期障害のおこる理由は?

閉経(メノポーズ) 女性は胎生期(生まれる前)の4ヶ月位までに原子卵胞という形で卵細胞が用意されます。卵細胞は減数分裂という通常の細胞分裂とは異なる方法で卵子形成を行うため、卵巣の卵細胞は増える事はありません。胎生4ヶ月 […]

女性更年期障害
女性の更年期障害(更年期症候群)の話①-更年期障害かな?と思ったら

女性の更年期障害(更年期症候群)とその症状 我が国での女性の閉経は平均50.5歳と言われています。閉経を挟んだ前後10年間を更年期と言いますが、その時期にエストロゲンという女性ホルモンが不足する事によって様々な症状を生じ […]

その他
ちょっと気になる脂質の話⑤-トランス脂肪酸に気をつけよう

『トランス脂肪酸』という言葉はご存知でしょうか 前回までのコラムに書いた、EPA、DHA、アラキドン酸などは必須脂肪酸というものに分類されます。必須脂肪酸とは、ヒトが体の中で合成する事が出来ない、すなわち生きてゆくために […]

症状について
ノロウィルス流行と手洗いの話

※このコラムは2013年11月25日に書いています。※ 当、代官山パークサイドクリニックの外来でここ一週間位、下痢・嘔吐の患者さんが多数いらっしゃいました。原因は、細菌性腸炎、急性胃炎、胃腸型の風邪など様々ですが、中には […]

ワクチン
麻黄湯(27番)二千年前からのインフルエンザ治療薬

「麻黄湯」ってどんな漢方? ツムラの手帳によると、「麻黄湯」の適応は以下となっています。 悪寒,発熱,頭痛,腰痛, 自然に汗の出ないものの次の諸症: 感冒,インフルエンザ(初期のもの),関節リウマチ,喘息,乳児の鼻閉塞 […]

予防接種
インフルエンザの話 2012-2013 ~総論~

今年(平成24年)も10月1日よりインフルエンザワクチンが接種可能となっています。今年のワクチンも例年のものと同様にA型2種類、B型1種類の混合ワクチンとなっています。予防接種の注射の量は、6ヶ月以上3歳未満が成人量の半 […]

花粉症
花粉症の話2012 ノイロトロピン注射

花粉症では一本注射をすれば一か月間効果が持続するデポステロイドの注射が有名ですが、体への負担が大きいためお勧めできません。  当クリニックでは、体の負担がほとんど無い『ノイロトロピン注射』を花粉症治療としてお勧めしていま […]

花粉症
花粉症の治療:目のかゆみ(アレルギー性結膜炎・眼瞼炎)

アレルギー性結膜炎・眼瞼炎 花粉症による目のかゆみはとても辛いものですね。痒いだけでなく涙も止まらなくなったり、仕事に集中できなくなったり、生活に多大な支障をきたします。 もちろん痒いからといって、掻いたりこすったりして […]

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