日焼け止め UVA、UVBについて


UVAとUVBとは?

偏にUV(紫外線)とは言っても、その中にはいくつかの性質の異なる光線が含まれています。その主なものがUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)です。それぞれの性質の違いはWikipediaなど、Web上に詳しい情報が載っていますので、今回は割愛しますが、このUVAとUVBは、性質が大きく異なるため、皮膚への影響や、その防護法まで大きく異なります。それぞれの性質を理解し適切な防護を行う事が、本当のUVケアへの第一歩です。

日光浴の後の赤い腫れ・痛み・水膨れなどの原因はUVB

夏、屋外での活動後に皮膚が赤く腫れ、痛みや水膨れを起こすことが良くあります。これは、UVB(紫外線B波)が主な原因とされています。
UVBを浴びることで、肌表面の表皮層が焼かれたような現象となり、炎症反応を起こし赤く腫れ痛みを伴います。その後水膨れを起こしたり皮膚がはがれたりすることもあります。これはサンバーンと呼ばれる現象で、医学的に見ても、皮膚はUVBにより極めて大きなダメージを受けていると考えても良いと思います。
UVBは紫外線の中でも波長が短くエネルギーの強い光線です。そのため、サンバーンのような現象を短時間で起こしてしまうのですが、波長が短いため遮りやすいという特徴もあります。ですので、対策は比較的簡単で、直射日光をなるべく浴びないようにすればよいのです。夏でも長袖を着たり、それはさすがに熱いのであれば、庇の大きな帽子をかぶったり、日傘を差すことで充分防御することが出来ます。また、やむを得ず直射日光を浴びる場合は、SPF値の高い日焼け止めを、肌の露出部分に充分に塗ることで防御可能です。
また、UVBで最も恐ろしいのは発癌性です。発がんの可能性は高齢者が殆どだという意見もあるのですが、若年者であってもその可能性が0ということはありません。紫外線により全ての人が皮膚癌を発症するわけではなく、その確率は極めて低い数字かもしれませんが、紫外線が皮膚癌の原因の一つであることは明白な事実だと考えて良いでしょう。たばこの煙と肺がんの関係のような感じで考えるとわかりやすいでしょうか。なにごとも過度な日焼けは避け、しっかりと日焼け止め対策をすることが肝心です。

女性の大敵!肌の老化を促進するUVA

地表に降り注ぐ紫外線の95%以上はUVAです。UVBに比べて、UVA(紫外線A波)は波長が長くエネルギーが弱い紫外線です。以前はそれほど肌に影響は無いと考えられていました。しかし、近年の研究では、このUVAがシミやしわなど、肌の老化に大きな影響を与えていると言うことがわかってきたようです。
UVBよりも波長が長いUVAは、透過力(ものを通過する力)が強く、雲やガラスなども通過してしまいます。よって、曇りの日に外で思いっきり遊んだ場合、日焼けして赤くなることはなくてもUVAはとてもたくさん浴びてしまっているということになります。さらにUVBは肌表面で止まるのに対し、UVAは肌の深層にあるコラーゲンなどに影響を与え、時間をかけゆっくりと肌に悪影響を及ぼすと考えられています。これが光老化です。
UVAが肌に与える影響をまとめると、①しみ、②深いしわ、③肌の黒化の3つでしょう。UVBに比べ、急性期(早期)の障害や発癌の可能性は低いものの、女性の白く美しい肌には最大の敵ともいえるかもしれませんね。さらに困ったことに、UVBは大気中で吸収されるため、夏の日差しの高い時期以外は殆ど地表に届かないのに対し、UVAは一年中地表に降り注いでいます。UVAは透過力が強いため大気で吸収されることが殆ど無いからです。まさに女性の美肌の大敵ですね。

肌の美しさを保つためには徹底した紫外線対策、特にUVAケアを!

以上の事から、肌を白く美しく保つには1年を通して紫外線対策が必要だと言うことがわかります。
また、日差しの強い夏の期間(5月~10月くらいまで)だけしっかりとした日焼け対策を行う方は多くいますが、はたしてUVAまでしっかりとバリア出来ているでしょうか?
日焼けして赤く・痛くなることだけを防ぎたいのであれば、高いSPF値のUVバリアを使用することで十分効果は得られます。しかし、高いSPFの日焼け止めを使用してもUVAまで防御しているとは限りません。SPF値はあくまでUVBのバリア機能に対する指標だからです。
白く美しい肌を保つための紫外線対策には、PAまたはPPDという値に注目して商品を選ぶ必要があります。UVAを防御するにはPAまたはPPDの数値が高い日焼け止めが必要です。
次回のコラムではSPFとPPDについて簡単にご説明いたします。