眠くならない 体にやさしい 即効性のある治療

当クリニックでは、鼻・目・喉・肌など多岐にわたる花粉症の症状を、トータルでケアすることが可能です。

様々な症状に対して悩みや不安をお持ちの方、漢方薬のみで治療したい方はもちろん、従来行われていた西洋薬治療に漢方薬を組み合わせたい希望をお持ちの方も是非当クリニックでご相談ください。

主な治療として、患者様の症状・体質に応じて適切な漢方薬(保険適応)に加え、症状によっては一般的な花粉症治療に用いられる『抗アレルギー薬』や『点鼻・点眼薬』も併せて処方し、状況に応じた適切な服用方法をご指導します。

「漢方は長く飲んでゆっくり治す」というイメージをお持ちの方にとっては、特に「即効性」は意外に感じるかもしれません。しかし花粉症は漢方を適切に使うことで実に早く症状を緩和する事が可能です。

また、アレルギー反応を抑える効果が期待できる『ノイロトロピン注射』・『ヒスタグロビン注射』を行う事も可能です。内服・点鼻・点眼薬などと併用することで高い効果を期待することが可能です。これらの注射は非ステロイド薬ですので、体に過度な負担を掛けることなく、副作用の少ない治療を行う事が可能です。

※ヒスタグロビン注射に関してはこちらのページもご参考ください。

花粉症かな?と思ったら

医療機関で検査が出来ます。現在一般的に行われているのは血液検査です。

アレルギーの強さの指標として好酸球という種類の白血球の数や比率、IgEという免疫グロブリンの数値を測定します。これでどの程度のアレルギーが生じているかを大まかに把握し、その後に何がアレルギーを引き起こすかを調べるためにアレルゲンの検査をします。アレルゲンは現在、吸入性や食餌性のものなど百種類以上が検査出来ますが4~12種類位を調べる事が一般的の様です。

当クリニックでも検査が可能です。アレルギーの検査は値の高さが必ずしも症状の重さに関連しない、アレルゲン検査も陽性にでたものが総てアレルギーを起こすとは限らないなどの欠点はありますが、花粉症などのアレルギー疾患の治療方針を決定する上では大変有用な指標であるため一度は検査をしておく事をお勧めします。

当院の花粉症治療

当たり前の事ですが鼻炎の治療の第一は鼻をかむ事です。

こまめに鼻をかむ事は鼻づまりを解消する最も有効な手段であり、後述する花粉症の治療薬の減量にもつながります。皮膚にやさしい柔らかなティッシュで丁寧に鼻をかみましょう。きちっと鼻をかんでも解消しない症状に対しては、以下の治療を適切に組み合わせて行います。

漢方薬による治療

漢方薬はその人の体質【証】に応じて処方を変える必要があるため、一概にはどの漢方薬を処方するということは明記できませんが、標準的な体質の場合は下記を処方しています。

19番・小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
最も一般的な花粉症の漢方薬です。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等をはじめとしたアレルギー疾患に対しては殆どの体質の人に良く効く漢方薬です。特に冷え症がある人には良く効きます。 小青竜湯に関して、詳しくはこちらのコラムをご覧下さい。
119番・苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)
胃腸が弱い、心疾患・重度高血圧・高度の前立腺肥大などがある場合は119番・苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)を処方致します。
2番葛根湯加川?辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)、1番葛根湯
冷えをあまり感じず、ガッチリした体格の方には 2番・葛根湯加川?辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)や1番・葛根湯(カッコントウ)が良く効きます。

即効性と強い効き目を持つ漢方薬に、以下の一般的な西洋薬と組み合わせることでより高い治療効果を発揮することができます。

内服薬

抗ヒスタミン剤
確実に効果が期待できますが、眠くなるなどの副作用(インペアードパフォーマンス:作業効率の低下)の問題があります。
抗ヒスタミン剤以外の抗アレルギー薬
眠くなるなどの副作用が比較的少ないが、鼻水に対しては比較的に効果が少なく、また効果が最大限に達するまで時間がかかることが多いとされています。
抗ロイコトリエン剤(内服薬)
鼻汁・鼻閉両方に有効な内服薬。眠気などの副作用も少なく使いやすい薬です。ただし即効性に欠ける点ところがあります。

点鼻薬

点鼻の抗アレルギー薬
一日4回など頻回に使用可能で即効性がある点が内服の抗アレルギー薬に比べて優れています。しかし、鼻刺激感や鼻乾燥感などの局所の副作用が出る場合があります。
点鼻のステロイド薬
一日1~2回投与と簡便で、持続性があるが即効性にはやや欠けるものが多いとされます。定期的に使用する事で効果が高まり、ステロイドといっても体内に殆ど吸収されないため副作用は少ない安全な治療法です。
点鼻の血管収縮薬
市販の点鼻薬などにも配合されています。即効性がありなおかつ副作用も少ないのですが、頻用すると長期的な鼻閉を生じる原因となる事があるため、十分に注意が必要です。

注射

ノイロトロピン注射
化学合成によらない注射薬です。副作用が少なく、依存性も全くありません。定期的に接種することでアレルギー症状を抑えることに一定の効果を期待することができます。
プラセンタ注射
直接アレルギーを抑える作用に加え、粘膜や皮膚の状態を良くする間接的作用も期待できます。おすすめの注射治療ですが、花粉症に対しては保険適応にならず、自費治療となり、費用がかさみます。
非特異的減感作療法
ヒスタグロビンという注射を1クール行う事によって、3~4か月間全てのアレルゲンに対するアレルギー反応の大幅低下を図る治療法です。副作用が極めて少ないことが特徴ですが、効果には個人差があります。1クールは原則6回で週2回程度の頻度で注射を行います。通院困難などの場合は1クール3回とする場合もございます。

症状別の治療法

漢方薬は前述の通り、体質【証】(ショウと呼びます)と症状によってその処方が様々です。漢方薬も含めた症状別の詳細な治療法はこちらのコラムをご覧ください。

花粉症とは
現在我が国では20%程度の人が花粉症であると言われていますが、その殆どがスギ花粉症です。
花粉症はアレルギー疾患のひとつで、植物の花粉が鼻、のど、気道、目などの粘膜や皮膚に接触する事により引き起こされる症状です。狭義にはくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎を指し、広義には目のかゆみなどのアレルギー性結膜炎、喉のいがいがなどの咽頭炎、咳などのアレルギー性気管支炎、気管支喘息、アレルギー性皮膚炎をも含みます。またアトピー性皮膚炎の増悪もしばしばきたします。
花粉症の原因
スギ、ヒノキ、ブタクサ、マツ、ヨモギ、イネ科の植物の花粉の頻度が高いのですが、最も重い症状をきたすのがスギによる花粉症です。また、スギ花粉にアレルギー症状を持つ人の70%以上がヒノキ花粉にも症状を持っています。
スギ花粉:前年の晩秋から少量が散発的に飛んでいますが、激烈な症状を引き起こす大量飛散は概ね2月に入ってから始まります。ヒノキの花粉は5月の上旬まで飛散の可能性があります。また、土の上などの湿った場所に落ちたスギ花粉はすぐに失活しますが、アスファルトの上や室内などの乾燥した環境では極めて生命力が強く数カ月に渡って花粉の症状を引き起こす可能性があります。さらに乾燥下でのスギ花粉は分割されても活性を失わず、そのひとつひとつの断片が症状を引き起こします。