男性更年期 LOH

更年期障害は女性だけの病気ではない
~男性の更年期障害(LOH症候群)~

更年期障害というと多くの人は女性の病気を想像すると思います。

女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンの分泌低下の影響は閉経という目に見える形でも現れるためイメージし易いのですが、男性の場合は閉経に相当する物が無く、男性ホルモン( アンドロゲン または テストステロン )の分泌低下が比較的緩やかである事も相まって「男性更年期障害」という概念が認識されにくいと思われます。

男性更年期障害は単に男性ホルモン低下の影響だけを考えれば良いのではなく、加齢の影響、社会的ストレスの影響を考慮する必要があるため、最近ではLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群 Late Onset Hypogonadism syndrome)という概念で考えられています。
LOH症候群はNHK「ためしてガッテン」など、テレビ等でも取り上げられ、注目が高まってきています。

症状は多岐にわたり、多くの方がそれらの症状を年齢からくる衰えや、日々のストレス・疲れだと思い込み、我慢したり、気にせずに症状を放置しがちです。

精神的な症状 うつ病・仕事が辛い・集中力が続かない・だるい・楽しくない・
イライラする….etc.
身体的な症状 疲労感・不眠・筋肉痛・肩こり・頻尿・ほてり・のぼせ・手足の冷え・
多汗…etc.
性機能の衰え 性欲がない・朝起ちの回数の減少….etc.

上記のような症状に心当たりのある方は、まずセルフチェックをお勧めいたします。

LOH症候群の診断には、まず専用のチェックシート:AMSスコアが用いられます。AMSスコアで27点以上軽度の異常37点以上速やかな医療機関の受診が必要な中等度の異常が示唆されます。

AMSスコアのチェックシートはこちらからダウンロードしてください

まずはセルフチェックを行い、27点以上の方、または症状の重い方は、可能な限り早めの医療機関の受診をご検討下さい。

 

※ 院長 岡宮裕によるコラム「私ならこう治す~LOH症候群~」も是非ご覧ください。

※LOH症候群・男性更年期障害に関しては保険適応外になり、自費診療となります。
予めご了承ください。

男性更年期障害の検査

主に40歳以上の男性で、チェックシート – AMSスコアでLOH症候群と考えられる場合(合計点数27点以上)や、AMSスコアでは該当しないものの『うつ』『無気力』などの精神症状がある場合には、医師の診察のうえ、血液検査を行います。

血液検査では男性ホルモンの値(テストステロンなど)を始め、男性の更年期障害の治療を行っていく上で必要のある項目の値を調べることが出来ます。また、血液検査の結果で前立腺に異常が疑われる場合は、画像診断にて精密検査を行う場合があります。

血液検査料金:
¥5,500(男性ホルモン定量のみ)~¥13,000(男性ホルモン系3種定量+腫瘍マーカー)
※検査する項目の数によって料金は変わりますのでご注意下さい。検査項目につきましては、AMSチェックの結果や医師の診察のうえで決定いたします。例として、ホルモン補充療法が必要な場合は¥10500~¥13000となります。(検査は自費診療となります)
画像診断【MRI 】料金:約¥13000
※MRI は外部の検査 専門 機関にて行います。検査料金は保険適応3割負担の場合の目安の金額であり、検査の内容等により若干の変動があります。

男性更年期障害の治療

■ホルモン補充療法
不足している男性ホルモンを補充し、症状や機能を改善していく治療法です。高い効果が期待できますが、副作用もあるため慎重な治療計画が必要となります。

当クリニックでは、医師の診断・血液検査結果のうえで、比較的重度の症状を呈している場合にホルモン補充療法を行います。

二週間に一回を目安に投与を行います。当クリニックでは長期間の投与は行わず、数回の投与後再検査を行い、その後の治療方針を決定いたします。

定期的な治療の為の来院が困難な方などは、男性ホルモンの経皮剤(塗り薬)を用いて、ホルモン補充療法を行います。この治療は医師の指導の下に行い、2ヶ月後の再診察・検査が必要となります。医師の指導を守らずに治療を継続した場合、副作用などが発生する危険がありますので、定期的な検査と用法用量の遵守が必要な治療法です。

男性ホルモン補充療法【注射または経皮剤(塗り薬)】:¥3000~
※前立腺に異常が認められる場合は慎重に投与いたします。

ホルモン補充療法については以下のコラムもご参考ください。

■漢方薬治療
男性更年期障害では、症状が見られる場合でも男性ホルモン値がそれほど低くない場合があります。そのような場合はホルモン補充療法を用いずに、漢方薬を処方して症状の改善を図ります。(症状によっては、ホルモン療法などと併用していきます。)

漢方薬治療は副作用も少なく、体に負担の少ない治療法ですが、その効果は高く即効性も期待できます。当クリニックではツムラ7番【八味地黄丸】を処方します。八味地黄丸は、LOH症候群によって引き起こされる諸症状を改善する効果が期待でき、また症例によっては男性ホルモン値の改善も報告されています。

漢方薬【八味地黄丸】:¥2500~

漢方治療については以下のコラムもご参考ください。

■サプリメント治療(ソフォン)
男性更年期の症状を緩和する効果が期待できるサプリメントです。漢方薬治療などの補助として使用できます。その他、滋養強壮・アンチエイジング・筋増強作用・血糖改善(インスリン分泌促進)・血液サラサラ・ED改善など、様々な効果が期待できるサプリメントです。

サプリメント 【 ソフォン 粒 】:¥9240
※ホルモン補充療法中の方は使用できません。摂取希望の場合は治療終了後、医師の判断が必要です。

タイ国メコン川流域に自生する植物の根から抽出されたエキスのサプリメントです。
古くから滋養強壮の効果が認知されていた素材でしたが、近年の臨床試験で老化現象を緩和する作用が報告されています。これはソフォンの成分が、副腎や性腺で生成されるホルモン『DHEA-S』の増加を促すためであると考えられています。『DHEA-S』は男性ホルモンや女性ホルモンの原料となる物質で、加齢と共に減少することが知られていますが、ソフォンを摂ることにより体内での増加を促し、男性更年期障害の様々な症状改善に役立つと考えられています。(『DHEA-S』は米国では若返りホルモンと呼ばれているようです)
天然成分であるため、安心して服用することが出来、健康食品として他の薬剤との併用も可能と思われますので、男性更年期治療の補助的な役割として大いに期待している素材の一つです。

■その他

バイアグラ25mg:¥1500/錠
バイアグラ50mg:¥1800/錠
※自費処方箋料¥1000が別途必要です。

院長 岡宮裕によるコラム「私ならこう治す~LOH症候群~」も是非ご覧ください。