葡萄の皮や赤ワインに含まれるポリフェノールであるレスベラトロール(Resveratrol)の話をします。
健康長寿に貢献するポリフェノール「レスベラトロール」
ワイン好きの方なら『フレンチパラドックス』という言葉をご存知かもしれません。フランス人は脂質の豊富な食事を摂る傾向にあるのに脳血管障害や心筋梗塞で死亡する率が他のヨーロッパ諸国に比べて有意に少ない、というものです。その理由は諸説ありますが、最も影響していると考えられているのが、フランス人は多くの赤ワインを飲むという事と言われています。結果、国別の男女総合平均寿命でもフランスは81.2歳で世界6位となっており、これはイギリス、アメリカより約2年上回ります。(ちなみに7位も美食と赤ワインの国、イタリア。世界1位は82.7歳で日本です。)赤ワインには各種ポリフェノールが他の酒類より多く含まれていますが、このポリフェノールの中でもレスベラトロールというものが健康長寿に最も貢献していると考えられています。
2000年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ギャランテ教授らが発見したサーチュイン(Sirtuin)遺伝子という長寿遺伝子は、ガンの抑制や老化の抑制に関与していると言われています。サーチュイン遺伝子は、摂取カロリーの自発的減少(Fasting)により活性化するとの事ですが、通常の摂取カロリーの70%を持続した場合、7週間目から活性化が始まります。長寿遺伝子の活性化は確かに魅力ですが、この条件は少々辛いものがあります。
そこで登場するのがレスベラトロールです。レスベラトロールは単独でサーチュイン遺伝子を活性化する働きがあります。つまり、理論的には食事制限をしなくてもレスベラトロールで長寿遺伝子の活性化が可能なのです。レスベラトロールは赤ワインに多く含まれていますが、その量はフルボトル1本(720ml)あたり4mg程度となっています。サーチュイン遺伝子の活性化に必要なレスベラトロールの量には諸説ありますが、最低でも一日6mg、最高では一日350mgと言われています。(これはあくまでもレスベラトロール単体投与の場合の効果発現量です。)
この最低量の6mgでもワイン1.5本、とても毎日飲める量ではありません。また、肝臓の処理能力であるグラス1杯分のワインを越える飲酒はサーチュイン遺伝子の活性化にはマイナス要因として働きますし、アルコール性肝炎になれば遺伝子レベルに無関係に健康・寿命を損ないます。サーチュイン遺伝子の事でいえば、ワインは嗜む程度にとどめておくべきでしょう。その上でレスベラトロールのサプリメントを飲む、これが最良の方法と考えます。
サーチュイン遺伝子の観点から見た健康長寿という事では、低カロリーでスローフードな和食を中心とした食生活に、発酵食品を上手く組み合わせる。その上で規則正しい生活と適度な運動、一日の終わりには赤ワインをグラスで1杯だけ嗜む。これが最高ではないでしょうか。
当クリニックでは、以前よりレスベラトロールのサプリメントを扱っていますが、今回『High quality Resveratrol』という高濃度レスベラトロールもご用意できる事となりました。1粒中76mgのトランスレスベラトロールと従来品の6倍以上のレスベラトロールを含有し、とても効果の高いサプリメントです。原料も日本国内で内服が承認されている原料であるインドキノ木の抽出物を厳選して使用しており安心です。
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