インフルエンザの話 2011-2012 ③ 今シーズンの流行


前回(インフルエンザの話 2011-2012 ①)、前々回(インフルエンザの話 2011-2012 ②)に続き、インフルエンザのお話です。

国立感染症センターの統計速報によると2012年1月23日~1月29日の一週間のインフルエンザ感染者数が173万人を数え、関東地方の全都県がインフルエンザ警戒警報となったとの事です。インフルエンザの型別は90%以上がA香港型、10%弱がB型、Aパンデミック型(新型)はわずかとなっています。

 今シーズン流行しているインフルエンザであるA香港型はインフルエンザ脳症など重度の症状を引き起こしやすい事で知られており、小児やお年寄り、免疫が低下している人などは特に注意が必要です

 インフルエンザの予防としてはうがい・手洗い・咳エチケットなどを行う事に加え、予防接種が最も重要です。インフルエンザワクチンはインフルエンザの発症予防に効果的であるだけでなく、発症した場合の重症化・死亡の阻止にも大変効果的です。またインフルエンザによる生命のリスクが少ない成人のインフルエンザワクチンの接種は、接種者自らのインフルエンザリスクを低下させるのみならず、家族や地域社会の小児やお年寄りへのインフルエンザ感染の機会をも減少させます。これによって間接的に小児やお年寄りなど免疫力弱者のインフルエンザ感染・重症化のリスクを軽減させる事が可能となります。

 現在わが国で接種しているインフルエンザワクチンはAパンデミック型とA香港型とB型の3種の混合ワクチンとなっています。現在流行中のA香港型に加え、今後はB型インフルエンザの流行も拡大が予想されます。また2009-2010シーズンを見る限りではAパンデミック型は季節を問わずに流行する可能性があります。

 まだインフルエンザワクチンを接種していない方は、ぜひとも接種をする事をお勧めします。