以前にコラムにも書いたのですが、男性更年期障害とLOH症候群の違いについて患者様から質問を受ける事が多いので説明したいと思います。
これは女性の更年期障害の事を考えると判りやすいと思います。
女性の場合、更年期障害は主に症状で判断します。簡易更年期スコアである専用のチェックリスト - SMIスコア(こちらをご参照ください)を参考にしますが、閉経前後の年齢で症状を認めれば更年期障害と診断されます。血液検査で女性ホルモンの数値も測定しますが、この数値は病気の診断にのみ使う訳ではなく、ホルモン補充療法を行うか否かの判断にも使われます。
男性の更年期障害は女性の場合と同様に症状で診断します。LOH症候群は女性の更年期障害ではホルモン補充療法の適応の患者様に相当します。ですからフリーテストステロンが低値でないためLOH症候群ではないとされた方でも、男性更年期障害と診断し、治療する事は可能です。
LOH症候群ではない男性更年期障害の場合は、漢方薬やサプリメントでの治療を行って行く事となります。漢方薬やサプリメントは患者様の症状や体質にあわせて工夫する必要があるため、丁寧に調整して行く必要がありますが、人によっては驚くほど効果があります。
男性更年期障害でお悩みの方は、是非とも一度ご相談ください。

男性更年期障害については、
当クリニック、LOH症候群・男性更年期外来のページよりご覧ください。

お気軽に
お問い合わせください

診療時間 午前10時-14時 / 午後16時-19時[水・土休診]
※金曜は21時まで診療

author avatar
岡宮 裕 院長
1990年 杏林大学医学部 卒業 慶應義塾大学腎臓内分泌代謝内科に入局 横浜市立市民病院・静岡赤十字病院・練馬総合病院他 腎臓病・高血圧・糖尿病・血液内科やアレルギー疾患など内科全般の幅広い医療に従事。 代々木上原の吉田クリニックにおいてプラセンタ注射を使った胎盤療法等の様々な領域について研鑽を重ねる。 2009年 代官山パークサイドクリニック 開業 2011年 海外渡航前医療センター 開設

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です